「東貴人仙遊」は、玄々斎が「仙遊」を考案し、それに貴人が「東}として加味されて構成された準七事式である。 淡々斎の昭和3年改訂「法護普須磨」に6種類の「仙遊」が明記されている。残念なことに、戦前の教本、戦後の教本にも発表されたものは、見当たらない。 しかしながら、一部の人達には、水面下で極秘に修練の準七事式として伝承されていたことは、私に伝承された事から考えても、事実である。現代では、私の伝承を受けた「東貴人仙遊」が、私限りで伝承が消滅することを杞憂している。 この「東貴人仙遊」は、公開されている「仙遊」を熟知し、仙遊とは系列的には異なっているが「東貴人且座」を理解でき、修練によって、ある域に到達した人達にとって、「東貴人仙遊」は、楽しい準七事式でもある。 又、技術的には、難易はないが、複雑な展開があり、七事式に興味がある人たちにとっては、面白く、いろいろな修練の課題も多く、実習されて欲しい準七事式であり、最も勉強のできる準七事式とも言えるものである。 第2部の始まりを祝して、A会員のページで数日かけて開示してみよう。
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